企業が科学的な根拠を届け出れば健康効果を表示できる、「機能性表示食品」制度が始まって1年が過ぎました。
届け出は300品目を超えましたが、売り上げを伸ばした会社はまだあまり多くないようです。
雪印のヨーグルトで、「内臓脂肪を減らす」とか、マルハニチロのフィッシュソーセージの「情報の記憶をサポート」とか、カゴメトマトジュースの「血中コレステロールが気になる方に」などの表示がなされた商品が販売されています。
表示の根拠となる有効性や安全性は事業者の自己申告で、消費者庁が効果の有無などをチェックしているわけではありません。
事業者が届け出た臨床試験や研究論文は消費者庁のホームページで公開されており、消費者はこれらの情報にもとづき自ら判断しなくてはならないのです。
ちょっと大変ではありますが、一応こういうものがあると消費者の判断材料として役に立ちますね。